「作って終わり」からの卒業。エンジニアが NotebookLM を使って自社サービスの営業資料を爆速で作ってみた

「作って終わり」からの卒業。エンジニアが NotebookLM を使って自社サービスの営業資料を爆速で作ってみた

開発
梅本健太
梅本健太
公開日:2025/12/14
7分で読めます

目次

はじめに:なぜ、良いサービスを作っても資料作りは進まないのか

私たちエンジニアは、「作ること」にかけては情熱を注げても、それを「説明して使ってもらうこと」となると、途端に足が重くなる生き物です。

かくいう私も、システム開発会社の代表でありながら、自社サービスを「作りっぱなし」にしてしまう常習犯です。営業活動を疎かにし、仲の良い数社に使ってもらうだけで満足してしまう……そんな怠惰な状況が続いていました。

しかし、生成 AI の台頭により「モノを作る」ハードルが劇的に下がった今、私たちエンジニアに「売る力」が備われば、ビジネスパーソンとして最強のレベルアップになると思いませんか?

スタートアップ界隈ではよく**「売ってから作る(Sell before you build)」**と言われます。
普段モニターに向かっているだけの私からすれば、「それができれば苦労はしない」と耳を塞ぎたくなる言葉です。結局、言い訳をしながらクライアントワークに明け暮れ、自社サービスの営業は後回し。

ですが、もし**「爆速でそれっぽい営業資料」**が作れるとしたらどうでしょう?
実物はモックアップ程度でも、しっかりした資料さえあれば、自信を持って営業トークができるかもしれない。「資料がないから」という最大の言い訳が通用しなくなる時代が来たのです。

今回の記事は、そんな「作ることは得意だが、営業は億劫」だと感じている同胞たちに向けて書きました。

資料作成の「壁」を AI で突破する

営業において、資料は必須ではありませんが、手元にあると安心感が違います。しかし、いざ作ろうとすると……

  1. PowerPoint を開いてフリーズする
  2. 他社の洗練された資料を見て、自分のデザインセンスに絶望する
  3. 「今は時間がない」とそっとファイルを閉じる

これが、私のいつものパターンです。

今回は、この負のループを断ち切るべく、天下の Google 様が誇る AI ツール、GeminiNotebookLM をフル活用して、億劫な資料作りを「爆速」で完了させてみたいと思います。

今回の AI の役割分担

  • Gemini: 営業戦略の壁打ち相手、資料構成の立案
  • NotebookLM: 資料の中身(テキスト)作成、スライドの生成

実験台:弊社の自社サービス「セイキューペイ」

ちょうど(案の定)営業資料が作れていなかった、弊社の自社サービス「セイキューペイ」を題材にします。

https://www.seikyu-pay.com/

セイキューペイとは?
予約キャンセル料の請求・回収を代行・自動化する SaaS です。

  • 主な機能:
    • ワンクリック請求: 顧客情報と金額を入れるだけで SMS・メールを一斉送信
    • オンライン決済: 顧客は届いたリンクからクレカ等で即支払い
    • 入金管理: ダッシュボードで回収状況をリアルタイム確認
  • 対象業種: 飲食店、美容サロン、医療機関、リラクゼーションなど予約制サービス全般

スクリーンショット 2025-12-14 22.39.42.jpg


実践手順:Gemini × NotebookLM への指示出し

それでは実際に、AI を使って資料を組み上げていく手順を解説します。

Step 1: ソース(原稿)の準備

まずは NotebookLM に読み込ませるための「種」となる情報を集めます。
ここでのポイントは、**「綺麗なドキュメントである必要はない」**ということです。

今回は以下の 2 点をソースとして用意しました。

  1. サービスの LP:https://seikyu-pay.com/
  2. 外部記事: 業界のキャンセル料問題や、ターゲット顧客のペイン(悩み)が書かれた Web 記事のリンク

LP がない場合や、複雑なシステムであれば ClaudeCode や Codex を使用してソースを一通り良いこませ、仕様書を生成してもらうのも手だと思います。(最高な時代ですね)

Step 2: Gemini と壁打ちしてプロンプトを作成

ここが最も重要な工程です。
NotebookLM にいきなり「要約して」と投げても、薄い資料しか出てきません。**「誰に」「どう伝えたいか」**という戦略が必要です。

そこでまず、Gemini を壁打ち相手にして、「SaaS の営業資料として刺さる構成」を一緒に考えました。
「飲食店オーナーがキャンセル料請求で一番辛いことは何?」といった対話を繰り返し、NotebookLM に入力するための「最強の指示書(プロンプト)」を作り上げます。

Gemini が出力してくれたプロンプトは以下の通りです。

実際にGeminiから出されたプロンプト
【NotebookLM読み込み用】セイキューペイ サービス提案資料ソース
1. サービスの核心(コンセプト)
キャッチコピー: 「泣き寝入りしていたキャンセル料、ノーリスクで回収しませんか?」 「督促業務は『ワンクリック』の時代へ。本業に集中できる環境を作ります。」

サービス概要: セイキューペイ(Seikyu Pay)は、予約キャンセル料の請求・回収を自動化するSaaSです。店舗が行うのは、キャンセル発生時に管理画面で「送信」ボタンを押すだけ。システムが自動でSMSとメールを顧客に送信し、オンライン決済へ誘導します。

2. ターゲット別:課題と解決(Pain & Gain)
A. 飲食店向け(Food & Beverage)
抱えている課題(Pain):

食材と仕込みのロス: コース料理や宴会の無断キャンセルは、原価がそのまま損失になる。

利益率への打撃: 飲食店の利益率は決して高くないため、1組のキャンセルを取り戻すには何倍もの集客が必要になる。

電話督促の心理的負担: ランチやディナーのピークタイムに、キャンセル客へ電話をかけ続ける時間も精神的余裕もない。

導入メリット(Gain):

「本来得られるはずだった売上」を確実に取り戻し、廃棄ロスを補填できる。

スタッフが督促業務を行う必要がなくなり、目の前のお客様への接客に集中できる。

B. 美容室・サロン向け(Beauty & Salon)
抱えている課題(Pain):

「時間」=「商品」の喪失: 在庫を持たないビジネスのため、予約枠の空き(機会損失)は二度と取り戻せない。

高単価メニューの痛手: 数万円単位の施術予約が消えると、その日の売上目標に大きく響く。

顧客関係への懸念: 次回も来てほしいお客様に対し、店長やスタイリストが直接お金の催促をするのは気まずく、失客につながりやすい。

導入メリット(Gain):

システムが事務的に請求を行うことで、スタッフとお客様の感情的な対立を防げる。

「キャンセル料規定」がシステム化されることで、お客様側の予約に対する意識が高まり、結果的にドタキャン自体が減る抑止効果も期待できる。

3. 圧倒的な2つの強み(USP)
強み①:完全成果報酬型(No Risk)
「システムを入れたのに使わなかったら損」という心配は一切不要です。

初期費用:0円

月額固定費:0円

費用発生:回収成功時のみ(回収額の30%を手数料として頂戴します)

※例:10,000円回収できた場合、貴店には7,000円が入金されます(別途決済手数料3.6%程度)。回収できなければ、費用は1円もかかりません。

強み②:ワンクリックの業務効率(High Efficiency)
忙しい現場でも、ITの知識不要で使えます。

ステップ1(入力): 管理画面で「顧客名」「電話番号」「金額」を入力。

ステップ2(送信): ボタンをワンクリック。これだけで店舗の作業は完了。

ステップ3(自動化): システムがSMS(到達率・開封率が高い)とEメールの双方へ請求リンクを送信。

ステップ4(入金): 顧客がスマホでクレカ決済すると、即座に完了通知が届く。

4. 信頼性と機能詳細(Trust & Features)
入金サイクル: Stripe Connectを採用し、週次・月次・手動入金から選択可能。キャッシュフローを妨げません。

セキュリティ: クレジットカード情報は店舗側で保持せず、世界的な決済代行会社Stripeの基準に準拠した安全な環境で処理されます。

法的・規約のサポート: キャンセルポリシーの明示方法など、法的に正当な請求を行うためのサポート情報も提供(※最終的な法務判断は各店舗)。

ダッシュボード: 「誰から」「いつ」「いくら」回収できたかをグラフで可視化。

5. よくある質問と回答(FAQ)
Q. お客様とトラブルになりませんか?

A. むしろ、人と人が直接やり取りする方が感情的になりやすい傾向があります。システムによる事務的な通知(SMS/メール)の方が、冷静に支払い手続きに応じていただきやすいというデータがあります。

Q. 本当に回収できますか?

A. SMS(ショートメッセージ)を利用するため、電話に出ないお客様やメールを見ないお客様にも確実に通知が届きます。これにより、単なる「うっかり忘れ」層からの回収率は劇的に向上します。悪質なケースを除き、多くの一般顧客は請求が届けば支払いに応じます。

Q. 導入に必要なものは?

A. インターネットにつながるPCまたはスマートフォンがあれば、今すぐ始められます。専用端末の設置は不要です。

このプロンプトを、ソースを読み込ませた NotebookLM に入力します。すると、以下のような構成案が返ってきました。

NotebookLMから返答
ご要望に基づき、予約キャンセル料の請求・回収自動化SaaS「セイキューペイ」のメリットと料金体系がひと目で分かる、比較表を含んだ資料の構成案を作成します。

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## 予約キャンセル損失 自動回収サービス「セイキューペイ」資料構成案

### I. 表紙・導入:なぜ今、キャンセル対策が必要なのか

| ページ | タイトル/見出し | 内容のポイント |
| :--- | :--- | :--- |
| 1 | **表紙** | サービス名、ロゴ、キャッチコピーを配置。 |
| 2 | **サービスの核心(コンセプト)** | キャッチコピー:「**泣き寝入りしていたキャンセル料、ノーリスクで回収しませんか?**」「**督促業務は『ワンクリック』の時代へ。本業に集中できる環境を作ります。**」[コンセプト] |
| 3 | **深刻化するキャンセル問題の現状** | 飲食店における年間損失額(約2,000億円)や、無断キャンセルがもたらす「**食材ロス・人件費ロス・機会損失**」の三重の打撃をデータで提示。 |
| 4 | **解決策:セイキューペイの概要** | セイキューペイが「請求・回収を自動化するSaaS」であり、店舗の作業が「送信」ボタンを押すだけであること[サービス概要]を説明。 |

### II. ターゲット別:課題と解決(Pain & Gain)

| ページ | タイトル/見出し | 内容のポイント |
| :--- | :--- | :--- |
| 5 | **A. 飲食店向け:本来の売上を確実に取り戻す** | **課題(Pain)**:食材と仕込みのロス、利益率への打撃、電話督促の心理的負担。**メリット(Gain)**:廃棄ロスを補填し売上を確保、スタッフが接客に集中できる環境の実現。 |
| 6 | **B. 美容室・サロン向け:「時間在庫」の消失を防ぐ** | **課題(Pain)**:「時間=商品」の喪失(機会損失)、高単価メニューの痛手、顧客関係への懸念(直接催促の気まずさ)。**メリット(Gain)**:システムが事務的に請求し、感情的対立を回避。キャンセル規定のシステム化によるドタキャン抑止効果。 |

### III. 圧倒的な強みと業務フロー

| ページ | タイトル/見出し | 内容のポイント |
| :--- | :--- | :--- |
| 7 | **強み①:完全成果報酬型(ノーリスク)** | 初期費用・月額固定費が**0円**である点を強調。**費用が発生するのは回収成功時のみ**(回収額の30% + 決済手数料)であることを明記。 |
| 8 | **強み②:ワンクリックの業務効率** | 忙しい現場でもIT知識不要で使える簡便さを強調。|
| 9 | **4ステップで完了する自動督促フロー** | **ステップ1(入力)**:「顧客名」「電話番号」「金額」を入力。 **ステップ2(送信)**:ボタンをワンクリックで作業完了。 **ステップ3(自動化)**:システムが**SMSとEメール**で決済リンクを同時送信(SMSは到達率・開封率が高いことを補足)。**ステップ4(入金)**:顧客のクレカ決済後、即座に完了通知が届き自動入金。 |

### IV. 料金体系と導入効果の比較

| ページ | タイトル/見出し | 内容のポイント |
| :--- | :--- | :--- |
| 10 | **料金体系の詳細(シミュレーション例)** | **料金構造**:初期費用0円、月額固定費0円、成果報酬30%(回収時のみ)。**計算例**:10,000円回収時の店舗受取額と手数料の内訳を具体的に提示。**収益シミュレーション**:業種(飲食店など)に応じた月間見込み収益(例:月30件×8,000円×回収率80%の場合)の計算構造を提示。 |
| 11 | **【比較表】キャンセル料回収方法の比較** | セイキューペイの「ノーリスク・高効率」モデルを、他の回収方法と比較し、優位性を明確にする。 |

| 比較項目 | **セイキューペイ (Seikyu Pay)** | **従来の手動督促 (電話/書面)** | **弁護士/専門業者 (高額請求)** |
| :--- | :--- | :--- | :--- |
| **初期/月額費用** | **0円 / 0円 (完全成果報酬)** | 0円 (人件費/通信費は発生) | 着手金や月額費用が発生する可能性あり |
| **費用発生条件** | **回収成功時のみ** | 回収の有無に関わらずスタッフの**人件費が常に発生** | 依頼費用の費用倒れリスクあり |
| **店舗の作業工数** | **ワンクリックで完了** | 1件あたり**約2時間**の督促時間を要する | 依頼時の情報整理など手続きに工数がかかる |
| **督促方法** | SMS/メールによる**自動化された事務的請求** | スタッフによる**電話・心理的負担大** | 内容証明郵便など**法的手続き** |
| **顧客関係への影響**| システムが対応するため、**感情的な対立を回避** | **直接的な感情的対立**や**悪評リスク**が高い | 紛争解決が目的だが、関係修復は困難 |

### V. 信頼性、機能詳細、よくある質問

| ページ | タイトル/見出し | 内容のポイント |
| :--- | :--- | :--- |
| 12 | **信頼性の基盤と入金サイクル** | **セキュリティ**:Stripe Connect採用、クレカ情報は店舗側で保持しない**安全な環境**で処理。**入金サイクル**:Stripe Connectを通じて、週次・月次・手動入金から選択可能。**法的サポート**:キャンセルポリシーの明示方法など、法的に正当な請求を行うためのサポート情報を提供(最終判断は各店舗)。 |
| 13 | **管理ダッシュボードとサポート機能** | 回収状況を**「誰から」「いつ」「いくら」**回収できたかグラフで可視化できるダッシュボード機能。SMS/メールの自動送信、決済リンクの自動生成、回収レポート機能。 |
| 14 | **Q&A:お客様との関係とトラブル対応** | Q. お客様とトラブルになりませんか? A. **システムによる事務的な通知(SMS/メール)の方が、冷静に支払い手続きに応じていただきやすい**というデータがあり、人と人との直接的なやり取りよりも感情的対立を防げる。 |

### VI. まとめと次のステップ(CTA)

| ページ | タイトル/見出し | 内容のポイント |
| :--- | :--- | :--- |
| 15 | **まとめと導入推奨** | キャンセル対策の重要性を再確認し、セイキューペイが「ノーリスク」で「業務効率化」と「損失回収」を実現することを強調。対象業種(飲食店、美容サロン、医療・健康など)を再掲。 |
| 16 | **今すぐ無料で始める** | お問い合わせ、無料でのアカウント登録、シミュレーションへの誘導。 |

Step 3: 出力結果をもとにスライドを作成

ここまでくれば、あとはウィニングランです。
NotebookLM が出力した構成案をもとに、スライド生成機能を実行します。

以下添付のスライド資料を最初から押してしまうと勝手に資料作成が開始されてしまうため皆さんは編集アイコンを最初から押してあげると無駄に 2 つ生成されなくてすみます。

setumei1.png

資料作成は 5 分~10 分ほどかかるため待ちます。
(私は二つの資料を並行で動かしていたのですが、5 分程度で終わりました。)

実際に作られた資料

変な誤字がありますが正直もう営業で使えるレベルでかなりびっくりしました。

ちなみに手を滑らせて NotebookLM のメモの内容だけで作られた資料 ↓
プロンプトの大事さがわかりますね


Step 4: 先駆者の知恵を借りてデザインをブラッシュアップ

デフォルトの出力でも内容は良いのですが、もう少しデザインや構成に「プロっぽさ」を加えたいところです。

X にて、NotebookLM を使った素晴らしい資料作成術を発信されている方がいらっしゃいました。公開されていたプロンプトが非常に参考になったため、今回はその知見をお借りして、デザイン指示をブラッシュアップしてみます。

参考にした X の投稿
参考にした Note の記事

スクリーンショット 2025-12-14 20.08.19.jpg

記事で出てくる以下のスライドが個人的に好みだったためプロンプトを拝借。

スクリーンショット 2025-12-14 20.12.00.jpg

上記内容を参考に作成したプロンプトをが以下の通りです。

※ NotebookLM 側に文字数制限があるため切り取られていないか注意してください。
私は切り取られてしまったのでプロンプトを圧縮しました。

簡素化して1つのプロンプトで全て出力したパターン 1P~11P
document_metadata: title: "セイキューペイ (Seikyu Pay) 営業提案資料" target: "飲食店、美容・医療系オーナー" objective: "キャンセル料回収自動化の提案と無料登録誘導" format: "Presentation Slides (16:9)" design_system: tone_and_voice: "高品質、先進的、クリーン、洗練、プロフェッショナル、安心感" color_palette: background: light: "#F1F5EB" # 非常に淡いミントホワイト(メイン背景/スタジオ空間) dark: "#2C3E18" # 深いフォレストグリーン(強調スライド背景) pure_white: "#FFFFFF" # カードやデバイス背景用 primary: main: "#6A8E2E" # 深みのあるリーフグリーン(ブランドカラー/強調) dark: "#557C26" # 濃いグリーン(テキストやボーダー) accent: main: "#7CB342" # 鮮やかな若草色(CTAボタン、重要アイコン) highlight: "#8BC34A" # 明るいライムグリーン(グラフの線、バッジ) warning: "#E6A23C" # 注意喚起(損失額など)※控えめに使用 text: primary: "#333333" # ダークグレー(本文) secondary: "#5F6C7B" # スレートグレー(補足説明) on_dark: "#FFFFFF" # 暗い背景上の文字 ui_elements: card_bg: "#FFFFFF" border: "#E0E8D9" visual_identity: device_mockups: "Apple製品(Studio Display, MacBook Pro, iPhone 16 Pro)の高品質な3Dモックアップを使用" typography: headings: "ブロック感のある極太サンセリフ体(Helvetica Now Display Bold, Yu Gothic UI Bold等)。英文タイトルを非常に大きく配置し、日本語サブタイトルを小さく添えるジャンプ率の高いスタイル。" body: "視認性の高い細身のゴシック体(Roboto, Noto Sans JP)。" emphasis: "強調箇所はメインカラー(#6A8E2E)の太字、または白背景にアクセントカラー(#7CB342)のバッジ/ボックスで表現。" layout_style: "余白を多めに取ったグリッドレイアウト、カード型UI、画面からはみ出す巨大な数字(Big Numbers)の使用。" common_layout_rules: lighting: "スタジオ・ライティング(デバイスには柔らかな影を落とし、清潔な白い空間の中に置かれているようなリアリティを出す)" composition: "画面の主役化(スライド面積の70-80%以上をデバイス画面またはビジュアルが占めるように配置)" cropping: "はみ出し(Crop)効果(デバイスの一部を画面外にはみ出させ、迫力とスケール感を演出)" high_resolution: "モックアップは必ず高解像度で使用し、ピクセルが見えないようにする。" reflections: "画面の反射(映り込み)と光沢をリアルに再現し、高級感を演出する。" slides_structure: - slide_number: 1 section: "Cover" content: english_title: "NO RISK,\nAUTO RECOVERY." japanese_subtitle: "泣き寝入りしていたキャンセル料、ノーリスクで回収しませんか?" service_name: "Seikyu Pay" copy: "督促業務は『ワンクリック』の時代へ。" layout_type: "ヒーロー・ディスプレイ" design_instruction: "中央にStudio Displayを配置。画面内は深いフォレストグリーン(#2C3E18)背景に、白の極太タイトル。セイキューペイのロゴを上品に配置。" - slide_number: 2 section: "Problem" content: english_title: "THE HIDDEN LOSS" japanese_subtitle: "深刻化するキャンセル問題の現状" key_data: - label: "年間損失額" value: "2,000億円" note: "飲食業界全体" - label: "三重の打撃" items: ["食材・仕込みロス", "人件費の無駄", "機会損失"] layout_type: "ビッグ・タイポグラフィ" design_instruction: "背景色(#F1F5EB)。損失額「2,000億円」を画面からはみ出すほどの巨大な数字(#6A8E2E)で表示。3つの打撃をシンプルなアイコンとともにクリーンなカード型で並べる。" - slide_number: 3 section: "Solution" content: english_title: "ONE CLICK SOLUTION" japanese_subtitle: "セイキューペイが実現する自動回収" description: "「送信」ボタンを押すだけ。SMS・メール請求から決済までを完全自動化。" visual_element: "管理画面のUI(送信ボタン周辺)" layout_type: "アングル・ショット" design_instruction: "MacBook Proを斜め横(サイドビュー)から見たアングルで配置し、薄さと質感を強調。画面内に「ワンクリック請求」のUIを表示。送信ボタンをアクセントカラー(#7CB342)で発光させる。" - slide_number: 4 section: "Target: Restaurant" content: english_title: "FOR RESTAURANTS" japanese_subtitle: "飲食店向け:本来の売上を確実に取り戻す" pain: "食材ロス・利益圧迫・電話督促の負担" gain: "廃棄ロス補填・売上確保・接客集中" layout_type: "スプリット・スクリーン" design_instruction: "左側に高品質な調理/店舗イメージの写真。右側にPain/Gainの対比テキスト。デバイス(MacBookなど)の画面分割表示とし、中身と背景色がシームレスに繋がるようにする。" - slide_number: 5 section: "Target: Salon" content: english_title: "FOR SALONS" japanese_subtitle: "美容室・サロン向け:「時間在庫」の消失を防ぐ" pain: "時間=商品の喪失・高単価メニューの痛手・気まずい催促" gain: "感情的対立の回避・ドタキャン抑止効果" layout_type: "スプリット・スクリーン" design_instruction: "左側に清潔感のあるサロンスペースの高品質写真。右側にテキスト。淡いミントホワイト(#F1F5EB)のスタジオ背景。"

上記プロンプトで作られた資料

文字数制限のためデザインバリバリの指示プロンプトで 2 つに分割してみた結果が以下の通りです。

1P~5P

6P~7P

正直にいうと最初に NotebookLM でポン出しされた資料が一番異様な気がしますね、おそらく参考にさせていただいた YAML→Gemini で弊社サービスに最適化する中の変換がうまくいかなかったのかなと

デザイン面に関してはまだまだ研究の余地はありそうですが、どれこれもポンだしで出てくるのがありがたすぎますね。


結論:NotebookLM は「作って終わり」だったエンジニアの強力な武器になる

私たちエンジニアは、「モノを作れる」という素晴らしい能力を持っています。
しかし、だからこそ思うのです。
**「作ることに誇りを持ちつつ、作ったものを広く届ける術も身につけるべきだ」**と。

NotebookLM を使えば、自分のプロダクトの価値を言語化し、顧客に届けるための準備が手軽に整います。
「しっかりした資料がある」という事実は、私たちに自信を与えてくれます。準備ができていれば、億劫だった営業も「ちょっと説明に行ってみようかな」という行動に変わります。

資料さえあれば、営業に必要な武器は揃っています。

「作って終わり」になってしまっているエンジニアの皆さん。
この機会に AI の力を借りて、一度本気の営業資料を作ってみませんか? そして、泥臭くても自分のサービスを世の中に届けてみましょう。

梅本健太

梅本健太

エンジニア