社内ワイン部、第1回はアメリカ編。Bread & ButterからDouble Diamondまで飲み比べた夜

社内ワイン部、第1回はアメリカ編。Bread & ButterからDouble Diamondまで飲み比べた夜

冨田希望冨田希望
公開日:
読了目安:13分

金曜の夜19時から、社内でワイン会をやりました。

参加者は10人。ワイン部としては、今回が第1回です。

テーブルにはピザ、ローストビーフ、生ハム、チーズ。ワインに詳しい人もいれば、僕みたいに「飲んだらおいしい」くらいの人もいる。そんな10人で、アメリカワインを楽しみました。

あと、ワイン会といいつつ、普通にビールも飲んでいました。ここだけ見ると、かなり普通の飲み会です笑

結果から言うと、めっちゃ楽しかったです。

ワイン部第1回の乾杯

Bread & Butter California Chardonnay

1本目は、Bread & Butterのシャルドネ。

飲んでみると、甘いバターを塗ったトーストみたいな丸さがありました。バニラっぽさや、少しナッツっぽい香りもあります。白ワインなのに味が薄い感じはなくて、クリーミーで、果物っぽい明るさもある。

ピザやチーズをつまみながら飲むと、かなり自然に合いました。飲みやすいし、最初の1本としてもよかったです。

これは最高です。

Bread & Butter California Chardonnayのイメージ

社長のパワポでアメリカワインを知る

少し飲んだところで、社長が作ってくれたワイン会の資料を使って、ワインの説明をしてくれました。

社内の飲み会でパワーポイントを見ることになるとは思っていなかったけど、資料がちゃんとしていて、ワインの話がわかりやすかったです。今回はアメリカワイン編でした。

まず、カリフォルニアとナパ・ヴァレーの違いを知りました。

カリフォルニアは広い地域の名前で、ナパ・ヴァレーはその中にある、ワインで有名な場所です。たとえば「日本」と「東京」くらいの違い、と考えるとわかりやすい。

呼び方ざっくりした意味
カリフォルニアワインカリフォルニア州で造られたワイン
ナパ・ヴァレーカリフォルニアの中にある、特定のワイン産地

今まで僕は「アメリカワインといえばナパ・ヴァレー」くらいに思っていたので、ここで地図が少し見えるようになりました。

社長の資料を見ながらワインを飲む

パリスの審判を覚えた

今回、特に印象に残ったのが「パリスの審判」です。

1976年にパリで行われたブラインドテイスティングで、フランスワインとカリフォルニアワインを、ボトルのラベルを隠して飲み比べました。

ブラインドテイスティングは、目隠しをして飲む罰ゲームではありません。ボトルの名前や産地を見えない状態にして、「有名だからおいしいはず」といった先入観を減らす方法です。

このとき、カリフォルニアワインがフランスの有名なワインを抑えて、高く評価されました。

ちなみに、社長(ワイン部顧問)いわく、この1976年のパリスの審判は「テストに出るよ」とのことでした笑。ワイン会なのに、急に試験範囲が出てきた。

当時は「ワインといえばフランス」というイメージが強かったはずなので、かなり大きな出来事だったと思います。ラベルや歴史を隠して、グラスの中身だけで比べたら、カリフォルニアが勝った。

ワインの話なのに、スポーツ漫画の新人戦みたいでおもしろいです。

パリスの審判をイメージした生成イラスト

僕たちも少し真面目な顔でワインを飲みました。数分後には普通にローストビーフを取っていたけど。

マリアージュは、料理とワインの組み合わせ

もうひとつ覚えたのが「マリアージュ」です。

ワインと料理を一緒に口にしたとき、それぞれのおいしさが引き立つ組み合わせのこと。言葉だけ聞くと結婚みたいだけど、ワイン会では料理とワインの相性の話でした。

今回だと、シャルドネとピザ、チーズの組み合わせがよかったです。バターっぽく丸いワインに、チーズのコクとピザの香ばしさが合う。ワインの酸味で口の中が少し軽くなるので、また次の一口に行けます。

赤ワインは、生ハムやローストビーフとの相性がわかりやすい。果物っぽい赤ワインは生ハムの塩気に合うし、しっかりした赤ワインは肉のうまみを受け止めてくれます。

結局、自分がおいしいと思えばそれでいいのですが、料理と合わせると「このワインはこういう感じなのか」と、単体で飲むより違いが見えました。

今回覚えたばかりの言葉なので、これからしばらくはワインに限らず、何かにつけて「これ、マリアージュですね」と言いたくなりそうです。コーヒーとドーナツ、ビールとポテトあたりも、たぶんマリアージュ。単に相性がいいだけだけど笑。

ワインと料理のマリアージュが一目でわかる組み合わせ

Wente 2022 Beyer Ranch Zinfandel

次に飲んだのは、Wenteの2022 Beyer Ranch Zinfandelです。

飲んだときの印象は、フルーティーで、ふわっと広がる感じでした。ブラックベリーやプラムっぽい濃い果実感はあるのですが、重さをいきなり押しつけてくる感じはありません。

少しスパイスっぽさがあって、樽の丸さもありました。濃い赤ワインなのに入りやすくて、飲んでいると自然に次の一口に進んでしまう。僕はこのワイン、かなり好きでした。

Wente 2022 Beyer Ranch Zinfandelのイメージ
ワイン会のテーブルと参加者

Dark Horse Red Blend

続いて、Dark Horseの赤ワイン。

これはかなりフルボディでした。ベリーや赤い果実の感じに、少しトーストした樽やモカっぽい香ばしさが重なっています。味に厚みはあるのですが、口当たりはなめらかで、思ったより飲みやすい。

複数の品種をブレンドしているので、ひとつの品種だけでは出しにくい厚みが出ているそうです。飲んだ印象としても、いろいろな要素がまとまっていて、しっかりした赤ワインに仕上がっている感じがしました。

これはローストビーフに合います。

ローストビーフを食べてDark Horseを飲む。もう一度ローストビーフを食べて、また飲む。マリアージュを試しているというより、肉を食べる理由が増えていました。

Dark Horse Red Blendのイメージ
Dark Horseと料理のあるテーブル

Double Diamond 2023 Oakville Cabernet Sauvignon 750mL

そして、会場でいちばん高かったのがDouble Diamondです。

正式には、2023 Oakville Cabernet Sauvignon 750mL。ナパ・ヴァレーのワインで、15,000円くらいすると聞きました。値段を聞いた瞬間、グラスの持ち方が少し丁寧になった。人間は値札に弱い。

飲むと、ブラックベリーやカシスのような濃い果実感がありました。黒いプラムやチョコレートっぽい深さもあって、少し杉やスパイスのような香ばしさも残ります。

口当たりはしっかりしていますが、思ったより滑らかでした。ベルベットの生地が口の中を優しく滑るような感覚、という表現が一番近かった気がします。ベルベットってなんだっけ、となって、その場で調べていました笑

飲み終わったあとも味が長く残って、たしかにおいしい。

ただ、正直なところ、15,000円と5,000円の差を僕の舌はその場で会計監査できませんでした。

「こっちのほうが上品だな」とは思う。でも、「この余韻にあと10,000円です」と言われて、すぐ納得できるほどの解像度はまだない。ワイン、難しいです。

Double Diamond 2023 Oakville Cabernet Sauvignonのイメージ

Bread & Butter California Pinot Noir

5本目は、Bread & Butterのピノ・ノワールでした。

シャルドネと同じシリーズですが、こちらはチェリーやラズベリーっぽい明るい果実感があります。少しカシスっぽさもあり、やわらかい樽の香りが残る。

赤ワインらしい満足感はありつつ、飲み疲れするほど重たくありません。しっかりした赤ワインを飲んだあとだったので、最後にこれが来たのはちょうどよかったです。

酔いは軽くならないけど、気持ちは軽くなりました。

Bread & Butter California Pinot Noirのイメージ

ちゃんと酔って、普通に楽しかった

5本を順番に飲んでいくと、最初より少しずつ違いがわかるようになりました。

フルーティー、重い、やわらかい、肉に合う。言葉にするとワインに詳しい人みたいですが、実際の会話は「これ好き」「こっちは肉」「これは高い味がする気がする」くらいです。

それでも十分でした。

社内のワイン会というと、もっとかしこまったものを想像するかもしれません。実際には、10人で料理を囲んで、社長の資料で少し勉強して、5本飲んで、いい感じに酔う会です。

普通の飲み会に少しワインの話がついているくらいの距離感で、僕にはちょうどよかった。

二次会はマリオカート

その後は、二次会っぽくマリオカートをしました。

酔った状態でカートに乗るので、「これが合法的な飲酒運転ってやつか」と言いながら遊んでいた。もちろんゲームの中だけです。

現実の道路では絶対にやってはいけないけど、ゲームなら赤こうらを投げても、コースアウトしても、免許はなくならない。たぶん。

そうして、みんな順番に解散しました。

ワインの細かい違いは、次に飲むころには忘れているかもしれません。でも、またワイン会をやりたいと思ったことは覚えています。

ワイン部の第1回、かなりよかったです。

次回もワインを何本か用意して、料理を並べて、誰かが資料を作って、いい感じに飲めたらいいなと思います。

今回の振り返り

今回覚えたことを、最後にまとめておきます。

  • カリフォルニアは広い地域の名前で、ナパ・ヴァレーはその中にあるワイン産地
  • パリスの審判は、ラベルを隠してフランスワインとカリフォルニアワインを比べた出来事
  • マリアージュは、ワインと料理を合わせたときに、それぞれのおいしさが見えやすくなる組み合わせ
  • ワインは単体で飲むだけでなく、ピザ、チーズ、生ハム、ローストビーフと合わせると印象が変わる

飲んだワインの印象も、忘れないうちに残しておきます。

ワイン今回の印象
Bread & Butter California Chardonnay甘いバターっぽさとクリーミーさ。乾杯にちょうどよかった
Wente 2022 Beyer Ranch Zinfandelブラックベリーやプラムの果実感。フルーティーで、ふわっと広がる
Dark Horse Red Blendフルボディで厚みがあり、ローストビーフに合う
Double Diamond 2023 Oakville Cabernet Sauvignon 750mL濃い果実感と滑らかな口当たり。ベルベットみたいな余韻
Bread & Butter California Pinot Noirチェリーやラズベリーの明るさ。最後に飲みやすかった

第2回は何編にするか、考え始めています。アメリカをもう一度やるのか、フランス編にするのか、イタリア編にするのか。次はどんなワインを飲むことになるのか、今から少し楽しみです。

参考にしたページ

ワインの産地や味わいを確認するために、以下のページを参考にしました。記事内の味の表現は、会場で飲んだときの僕の印象として書いています。

確認日: 2026-08-15