顧客・契約・対応履歴をまとめ、次の営業活動につなぐ|保険営業代理店向けCRM
顧客情報、保険契約、商談、対応履歴を関連付けて管理するCRMを開発しました。営業担当者が面談前に経緯を確認し、面談後の記録を次の対応へつなげられるようにしています。
プロジェクト概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 保険営業代理店 |
| カテゴリ | CRM・Webシステム |
| 開発区分 | 受託開発 |
開発の背景
この代理店への支援は、2024年のCRM開発から始まりました。対象は顧客の連絡先だけでなく、保険契約、商談、対応履歴です。営業担当者が面談の前に経緯を確認し、対応した内容を次回へ引き継ぐための管理を扱っています。
設計の軸は、成立した契約と進行中の相談を分けながら、同じ顧客の情報として確認できることでした。契約だけを見ても、前回何を相談されたかは分かりません。一方、対応履歴だけでは、現在の契約内容を把握できません。顧客を起点に関連情報へ進む関係を設計し、担当者が確認する順序を業務に合わせています。
面談前の確認から次回の対応まで
営業担当者は面談前に顧客の情報を開き、契約している商品、商談の進み具合、直近の対応履歴を確認します。前回の相談内容を踏まえて、今回確認することを整理できます。
面談後は対応内容と商談の状態を記録します。次回の連絡や担当変更時には、同じ顧客の履歴を確認し、継続している相談を把握します。
| 機能 | 営業業務での役割 |
|---|---|
| 顧客管理 | 契約・商談の共通の参照先となる情報を管理する |
| 契約管理 | 顧客と保険商品、契約情報を関連付ける |
| 商談管理 | 担当者と商談の状態を記録する |
| 対応履歴 | 連絡・面談の経緯を顧客単位でたどる |
たとえば、営業担当者が顧客との面談を控えている場面です。顧客画面から契約と対応履歴を確認し、前回は何を相談され、どの商談が続いているかを把握します。契約の事実と、営業活動の途中にある内容を分けて確認する使い方です。
面談後には、今回の対応内容と商談の状態を残します。次回連絡する際も同じ履歴を確認できるため、相談がどこまで進んでいるかを把握してから顧客へ連絡できます。入力した記録が、次の準備に使われる流れです。
営業責任者が確認する際には、担当者と商談の状態が確認の入口になります。個別顧客の対応と担当者の活動を関連付けることで、経緯を確認するための共通の記録を持てるようにしています。
顧客を起点に契約と商談を確認
商談の現在の状態と、そこに至る対応履歴にも役割の違いがあります。現在の状況を上書きして確認する情報と、連絡や面談をたどる情報を関連付けることで、担当者自身の準備にも引き継ぎにも使える記録にしています。
CRM開発の後、2025年には担当者別の商談や商品別の契約実績を確認するBIへ支援が広がりました。顧客一人の状況を把握するだけでは、営業全体を見る用途を満たしきれないためです。2026年にはMCP連携も追加し、蓄積した情報の参照方法を広げています。単発の画面開発ではなく、同じ代理店の業務に継続して関わった案件です。
顧客・契約・商談・対応履歴を独立した一覧で終わらせず、顧客から関連情報へ進める関係を設計しました。個別顧客の対応と、営業責任者による商談確認に使う記録を整えています。
このCRMに蓄積した記録は、後のBI開発で集計の参照元として活用しています。
顧客の情報、契約の情報、商談の情報は、それぞれ異なる役割を持ちます。顧客は対応の対象、契約は成立した内容、商談は相談の進捗を扱う情報です。これらを一つの記録として上書きするより、関係を持たせて参照することが必要になります。
本件では、顧客から契約・商談・対応履歴へ進める関係を設計しました。顧客を確認した後に、契約内容と現在の相談を続けて参照できます。どの情報が事実の記録で、どの情報が営業活動の状態かを整理する構成です。
対応履歴も、現在の状態だけを確認する情報とは役割が異なります。これまでの連絡や面談をたどることで、商談の状態に至る経緯を確認できます。担当者自身の準備にも、管理者による状況確認にも使うための記録です。
UHDの担当範囲
業務整理・要件定義から、画面・データ・API設計、実装、テスト、リリース対応、追加開発、運用保守まで担当しました。現場の使い方に合わせた改善と、継続的なデータ連携も支援しています。
導入後の変化
顧客・契約・営業活動を記録・管理するCRMを開発しました。2024年のCRM開発を起点に、2025年には営業全体を可視化するBI、2026年にはClaudeから業務データを参照するMCP連携へ支援範囲を広げています。
開発のご相談
業務システムの改善や新しいサービスの開発をご検討の際は、現在の業務と実現したいことをお聞かせください。要件整理から開発・運用までご相談いただけます。